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NON STYLE・石田明渾身の物語がついに映画化! 内田理央さん、稲葉友さん主演による“復しゅう物語”『クソみたいな映画』が登場!

2019年10月19日(土) レポート

11月19日(土)、T・ジョイ京都にて、『京都国際映画祭2019 TV DIIRECTOR’S MOVIE部門の『クソみたいな映画』が上映されました。NON STYLE石田明が長年温めていた渾身の物語で、人間の汚さ、美しさに焦点をあて、観客を狂気と感動のうねりに引き込む本作。スクリーンに上映されている映画がコメディからシリアスに、さらには観客が事件の当事者になっていく、映画館内パニックムービーです。物語から現実へと行き来するパラレルワールドに、観ている人が脳内で迷子!「私も物語の当事者?」と錯覚を起こすことも…? 見て見ぬふりをする現代社会に、無自覚の罪を突き付ける。

舞台挨拶には内田理央さん、稲葉友さん、とろサーモン・村田秀亮、芝聡監督が登壇、MCはアッパレード木尾が務めました。

主人公の女性を演じた内田さん、復讐を誓うというハードな役どころに「復讐心を見せるのは、難しかった」と振り返りました。日常では復讐心を抱くこと全くないそうですが、昨日背中を寝違えて今日はきちんとお辞儀ができないとか。「しいて言うなら枕に復讐を誓います」と笑いを誘いました。稲葉さんの役は不遇な境遇。稲葉さんは「それだけに、いろんな人と芝居で関われたので楽しかったと」と笑顔を見せました。また、「観ている方は嫌いな上司の顔とか思いだしたのでは?この役みたいにスマホの電話帳登録を変な名前にして復讐するといいかもしれません」と話すと、とろサーモン村田は「そんな人が身近にいる」と話し、「うちの相方はとても理不尽な方で、携帯の登録名を変な名前にするということをまさにやっているんです。相方は着信があったら登録者名をスマホが読み上げる設定にしているのですが、先日、大事な打ち合わせの時に相方のスマホに着信があって、スマホが“歌舞伎町の背の小さい女”と読み上げてました!」とタイムリーなエピソードを披露しました。

芝聡監督にとって本作は、初監督作品。「普段はテレビのバラエティがメインで、再現VTRぐらいしかやったことがないので、このお三方を中心に助けてもらいながら、なんとか撮り終えました。NON STYLE・石田さんとも一昨年から“やりませんか”と話していて、仕事の合間に時間をいただいて、構想を固めてきました。でも、セリフとかのセンスはすべて石田さんにお任せしました」と時間をかけて作り上げてきたのこと。「映画館で撮影するのは石田さんとこだわったことなので、内田さんが映画館に入ってくるシーンはやっぱり映えてましたね」とほっとした表情を浮かべていました。

石田も出演しており、そのことを木尾が尋ねると「え?覚えてないです。私、映画見たのかな?」と内田さん、撮影の時点から全く気付いてなかったようで、目を丸くされています。稲葉さんも同様のリアクション、顔を見合わせて「え?」と驚いていました。

村田は序盤、ほんこんやYOUさんと共演。二人の掛け合いに圧倒されたと話しました。「めちゃくちゃふざけていて。中学生がずっとちょけている感じで楽しかったです!」と笑顔で話しました。

最後に、「毎日生きていくのが大変な世の中で、ストレス社会でもありますので、この映画でちょっとでも幸せに生きるヒントを得て、明日から活用してください」と内田さん。芝監督も「日々、いなくなったらいいのになと思うような上司とかいて、クソみたいな世の中でっすけど、考え方を一つかえて、明日から楽しく生きられるヒントになればと思って作りましたので、公開も楽しみいにお待ちください」とご挨拶して、舞台挨拶を終えました。

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