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ギャラリーhakuでトミモとあきなトークイベントを開催!

2019年10月18日(金) レポート

四条のギャラリー『haku』で10月18日(金)に開かれたのが、『トミモとあきな HUMAN<3』。アーティストのトミモとあきなさんのトークイベントです。心をテーマにしたハートの大型オブジェ作品が展示された会場で、コザック前田(ガガガSP)さんとともに、様々なトークを繰り広げました。

まずMCのらむねが登場し、トミモとあきなさんを呼び込みます。アート作品を作りながら、東京芸大の大学院に通っていると自己紹介すると、会場からは拍手が。続いてコザック前田さんも登場し、イベントがスタートしました。

まずはこの作品について。2015年から制作がスタートしたそうで、そのころ感じた心と身体の感覚がきっかけになっているとのこと。そしてハートが縛られていることについては、亀甲縛りをモチーフにしていると告白。でも本物の亀甲縛りではないことも明かしました。そして、この作品は絵文字のハートマークをモチーフにしていると説明したほか、作品の見方についてもポイントを伝えました。

さらにここで会場にもう一つ作品があることを発表。これにはMCのらむねも「早めに会場に来ていたけど全然気が付かなかった」とビックリ。その作品は壁ぎわに数字や記号、アルファベットなどの書かれたプレートが落ちているというもの。トミモとさんはそこに書かれた文字と記号の羅列はすべてハートマークのHTMLであると明かし、「コミュニケーションが機械の言語を通して行われている恐怖、それが地面から崩れ去っていくのを感じてもらえたら」とアピールしました。

続いて、らむねが歌詞についてコザックさんに尋ねますが、「歌詞を重視して音楽を作ったことがない」と驚きの発言。「言葉が先と思われがち、でも歌詞はあと」と明かします。さらに整理できなくて歌詞が多くなったりすることもあるとも。そこから、作品と作者が同じ空間にいることについてをテーマにトークがスタート。トミモとさんは作品の空間に人がいるのは好きじゃないと明かすと、コザックさんは作者が近くにいると気を使うこともあるかも、と話します。MCのらむねは芸人はその場にいたい、なんなら作品ナシで自分だけの方がうれしいとアピール。そして芸人は失恋話などのつらい思いも全部笑いに変えたい、全部ポジティブな笑いにしたいと思うと話すと、トミモとさんも「この作品は人間全体の心というものへの讃歌、それが結果的にポジティブに見えるようにしている」と話しました。

続いては、コザックさんがメジャーデビュー曲『卒業』をギター一本のレアバージョンで披露。そのあともトミモとさんの文章にアドリブで曲をつけたかと思うと、トミモとさんがこのイベントのタイトル「<3」についての秘密を明かす、さらに会場を巻き込んで失恋したときどうするか、好きな食べ物は何かなど、フリーなトークを展開。ラストにはトミモとさんと観客が落ち込んだときに『HY』の曲をカラオケで歌うという共通点が見つかるなど大盛り上がりです。

アートな作品を前にしたアーティスティックなトークイベントは、コザックさんの「国道二号線」の弾き語りでシメ。トミモとさんが「皆さんのハートが浮き彫りになったかな」と笑顔を見せると、コザックさんも「こうやって話すといろんな表現がある、そして作品の前で話すという貴重な体験をさせていただいた」とこちらも満足げな表情。最後には参加者もいっしょに記念撮影をして、イベントは幕を下ろしました。

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