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アクション女優・山本千尋が思い出の地、京都での舞台挨拶に感激!『BLACKFOX: Age of the Ninja』舞台挨拶

2019年10月19日(土) レポート

10月19日(土)、よしもと祇園花月にて、特別招待作品『BLACKFOX: Age of the Ninja』が上映され、上映後に山本千尋さん、坂本浩一監督による舞台挨拶が行われ、大勢のファンが駆けつけました。

劇場に駆けつけたファンに、山本さんが「いかがでしたか?」と感想を尋ねると、客席からは拍手が。その拍手の大きさに、「今回、初主演となり、本当に自分に務まるのかという不安があったんですが、皆様に拍手をいただくことができて本当に光栄です」と感激していました。

今回の撮影は主に京都・太秦で撮影。山本さんは、「17歳の時に『太秦ライムライト』でスクリーンデビューして、そこから何年かかかってしまったんですが、再び太秦で、しかも主演で作品を撮らせていただき、縁を感じています」と感慨深げ。
また、坂本監督も以前から京都での時代劇撮影を熱望していたということで、「1970年生まれなんですが、子どもの頃から特撮や忍者が大好きでした。京都の皆さんとお仕事することができ、時代劇という形で光栄です。しかも上映も京都で、運命的なものを感じますね」と特別な想いがある様子。

司会のケツカッチン・高山に「山本さんを主演にした決め手は?」と尋ねられた坂本監督は「それは、わかってるんじゃないですか?」と語り、またもお客さんから大きな拍手が。「一緒にやるのは3作目なんですが、それまでも『すごい子だな』と思っていて。すごい秘めたパワーがあるんです。作品をやるごとに『撮りたい』という想いが強くなりました」と絶賛。


一方、坂本監督から主演のオファーを受けた山本さんは「『来たー!』と思いました。うれしかったです」とにっこり。「仮面ライダーとウルトラマンでご一緒させていただいたんですが、仮面ライダーは悪役で、ウルトラマンはヒロインで。今回は悪役ではなく変身ができるシーンがあったのと、私の原点でもある太秦で坂本監督とお仕事させていただけるのは本当にうれしかったです」とふり返ります。

また、印象的なチャンバラシーンの他にも、中国武術や琉球拳法、相撲や朝鮮武術など、多くの武術が盛り込まれているのもこの作品の魅力のひとつ。「僕自身、色んな格闘技をやっていたので、そういったところで培った知識を出せますし、そんな中、どうやって律花(山本さん)は立ち向かっていくのか、そういったバリエーションがあったほうが燃えると思うので」と坂本監督。
山本さんは坂本監督の演出を「ずっとアメリカでお仕事をされてきた方なので、現場が明るく、ずっと笑顔が絶えないです。でも今回、初めてそんな坂本監督が厳しくて、私も結構追い詰められたことがありました」と明かします。「でも、それは坂本監督の作戦通りだったと思います。追い込まれて、そこで生まれた緊張感を作り出してくださったのはとてもありがたかったです」と引き締まった撮影現場だったことを告白。

これを受けて坂本監督は「今回は、千尋ちゃんに本物のアクション女優になってほしくて、女優さんらしさだけじゃなくて、ちゃんとアクションができるアクション女優さんという立場で挑んでもらいたいという想いが強かったんです」と愛にあふれるコメント。「厳しめにいきましたが、それに応えられる実力と才能と精神力を持っているので、『ここは押してみよう』という感じでやっていました」と打ち明けました。

また、今回のチャンバラシーンはすべて“みねうち”だったことにも触れ、「やりづらかったというか、常にやりづらかったです」と山本さん。3歳の頃から中国武術を習っている山本さんは、坂本監督の作品でも中国武術を披露したことがあったものの、「今回は中国武術も封印された」のだそう。「アクションは常にもどかしかったんですが、いろんなアクション作品に出たいという気持ちが強いので、坂本監督の『他のスタイルもがんばらないといけない』という。言葉にはされていないけど心は通じ合っていました」と明かしました。また「アクション映画って、監督によっては実際に相手に当てる監督と当てない監督がいるんですが、坂本監督はリアルに当てる監督なので、そこはガッツがないと。心も鍛えられますね」とのこと。これを受けて坂本監督も「何度も『当てろ!』と言ってました。『相手が“うっ!”となるまで当てなさい!』と」と裏話も飛び出しました。

最後に山本さんは「特撮アクション時代劇という、誰もつくったことのなかった作品に、皆で、全力で挑戦しました。これからスクリーンで観られる機会も増えるようにがんばっていくのでよろしくお願いします」とアピール。
坂本監督も「今日観てよかったなと思った方は、どんどん宣伝していただき、
これからイベント上映などもやっていきたいのでぜひ参加していただけたらと思っています。ぜひシリーズ化していきたいので、ご声援をよろしくお願いします」と力を込めてアピールしました。

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