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吉本新喜劇・森田展義が映画初主演!アキナ・山名も出演の『デッド・フラワーズ』ワールドプレミア

2019年10月18日(金) レポート

10月18日(金)、よしもと祇園花月にて、『デッド・フラワーズ』ワールドプレミア上映が行われ、島田角栄監督、出演の片山誠子さん、中田彩葉さん、町本絵里さん、森田展義(吉本新喜劇)、山名文和(アキナ)が登壇しました。

パンク魂あふれる独特の世界観で熱狂的なファンも多い島田監督最新作は、裏社会に生きる男と売れない漫才師の女を中心に、破天荒なキャラクターたちが交錯するパワフルな1本。記念すべき世界初上映を見逃すまいと、多くの観客が詰めかけました。

MCは、本作に出演もしているお〜い!久馬(ザ・プラン9)。制作の経緯をきかれた島田監督は、森田とは芸人になる前からの友人だと明かし、「ちょいちょい飲んでて、『自分、緑のスーツ(姿)しか見ないな。違う衣装でやったらどうなの?』『何かやってください』『そしたら映画作ろうか』と……そういうノリで、飲み屋で」と説明。山名は「それで主演ですか! そんなことあります?」と驚きを隠せません。劇中ではカツラを着けて演技をした森田は、映画初出演にして初主演の喜びを噛みしめつつも、「お話をいただいた時に『ちょっとだけしてもらわなあかんことある。カツラだけ用意して』って(笑)」と笑いを誘います。

片山さんと中田さんは漫才を披露しており、そのネタは島田監督が書いたのだとか。片山さんはかつて『M-1グランプリ』にチャレンジしたことがあるそうですが、「普段は舞台で役者をやっていますが、お笑いになると全然違うなと感じました」としみじみ。しかし、久馬や山名は「ボケとかも面白かった」と高評価です。また、2004年ミスユニバースジャパンという異色の経歴を持つ町本さんは、エンディングソングの作詞・作曲も担当したとのこと。「森田さんをイメージして作りました」という曲で多才ぶりを発揮しました。

この日、初めて本作を見たという山名は「めっちゃおもしろいですね!」と大興奮。しかし撮影については「『山名さんの自由にやってくれたらいいから』と言われて普通にやったら、『めっちゃいい! さすがやね!』って監督に言われて。じゃあ次は、もうちょっとテンション上げてクセ付けてみようか」みたいな。さらに『すごいねんけど、もうちょっと声高めに』となって、最終的に原形をとどめてなかった」と自虐的に振り返っていました。

さらに、島田監督は「こいで(シャンプーハット)さんには現場で台本を渡したけど、天才やからその場で覚えてやってくれて。久馬さんはびっちり覚えてきて、現場に入ってくる時も役者みたいな雰囲気でヤバかった」といったエピソードも披露。久馬が怒鳴るシーンを「怒鳴り慣れてないから、怒鳴ってるところは違和感あった」と山名からイジられるひと幕も!? 島田監督からは「久馬さん主演で映画を撮りたい」と熱烈ラブコールも飛び出し、指名を受けた久馬は「何でもします!」とうれしそうに応えていました。

「意味深な終わり方だった。まさか続編とか?」と久馬にきかれた島田監督は、しばし森田を見つめ「また森田くん? ないなあ(笑)」とバッサリ、森田をうろたえさせます。最後は島田監督から、本作が来年公開されることとともに、「また映画を作りますので、見てもらえればと思います」とのメッセージが送られ、舞台挨拶は終了。客席は、大きな拍手に包まれました。

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