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タイ発ドタバタコメディ映画『BIKE MAN』の舞台挨拶にトットが出演! コンビ初舞台のヒヤッとした思い出を

2019年10月18日(金) レポート

10月18日(金)、イオンシネマ京都桂川にてタイのコメディ映画『BIKE MAN』が上演されました。バイクタクシーの運転手をしている青年は、家族に心配をかけないように銀行員だと嘘をついて過ごしていました。そんな中、銀行員の仕事をしている元同級生や知り合いに会ってしまい、秘密がばれないよう奔走するドタバタコメディです。

監督は、シットコムやテレビ番組の脚本、構成作家としても高い評価を受けているプルック エマルジ。これまで手掛けた作品のうち、長編映画作品には『Miss Happy』(2015)があります。

上映後におこなわれたトークでは応援芸人のトットが登壇、ロバータの司会進行の元、トークがおこなわれました。

劇中、銀行員という嘘がバレそうになるたびに、スリリングにその窮地を逃れる青年。その姿にちなんでロバータが「ヒヤッとする経験は?」と尋ねると、桑原が開口一番、「この男こそバイクマンですよ!」と多田のエピソードを語り始めました。

トットの記念すべき初舞台という日、足の小指にひびが入り松葉杖を使わざるを得なくなった多田。舞台に出ないという選択肢はなく、松葉杖をついてステージに上がったのだとか。「初舞台で緊張していて。隣の多田のことを一切いじれなくて、何事もなかったかのように漫才しまして、めっちゃすべって帰りました」と苦い経験を振り返る桑原。猛省した多田は1か月後、「もうギブスも松葉杖も取る!」と宣言し、再び舞台へ。しかし、ひびが入った小指をかばうあまり、どうしても歩き方に違和感が。当然、観客の意識はそこに集中します。桑原はその日も「そんな多田をいじる技がなくて、やっぱり何事もなかったかのように漫才してすべりました」。コントの場合は暗転中に桑原が多田をおぶって舞台まで連れていったとか。「暗転中といってもお客さんにはうっすらと見えていて。どういう関係?と思われていたと思います。あの時はヒヤッとしましたね」と桑原、これも一つの初舞台の洗礼だったのかもしれません。

タイが舞台の『BIKE MAN』ですが、トットもロバータもタイを訪れた経験はなく、タイに行ったことがあるというお客様にその魅力を尋ねました。多田がマイクを持って客席へ、「パッタイとか、ご飯がおいしかったです」と教えてくれました。また、タイには現在、吉本興業所属のタイ住みます芸人・あっぱれコイズミが滞在しており、CM出演はもとより、最近ではハリウッド映画でデビューも果たしたとか。ロバータからその活躍ぶりを聞いた桑原は「今すぐ行きます!!」と意気込むも、多田は「俺は日本にいるよ」と方向性に違いが。今は海外の時代だと息巻く桑原に「海外に行って何すんの?」と冷静に尋ねる多田。それを受けて「あれがあるじゃないですか!」と、多田の歌と桑原のボイスパーカッションのネタを披露し、盛り上げました。

『BIKE MAN』には銀行員、バイカーなど、様々な職業も登場します。二人がもし、芸人になっていなかったら?とロバータが尋ねると、「サッカー選手になっていたと思う」と自信たっぷりに答える桑原。桑原は、小中高とサッカー経験があり、中学時代は全国でも名が知れたコーチのご指名でキャプテンに就任。ですが、人に指示を出すのが苦手で、キャプテンらしくなかったようで、最終的には「こんなにヘタレなキャプテンは初めてやった」と言われたとか。また、高校時代に桑原が出場するサッカーの試合を見に行った多田から「相手は中学生だったのですが、ゴール前でもじもじしていて全然シュートしなくて、中学生5人ぐらいに囲まれてボールとられてた」という目撃談も明かされました。

主人公の青年が夢を叶えるシーンも印象的な本作。トットの二人が今、かなえたい夢を尋ねると、「『M-1グランプリ』の決勝進出」と多田。以前、スーパーマラドーナ・武智から「トットは決勝に行く!」と太鼓判を押されたそうですが、その確率は7%とか。それでも「しっかり結果を残せるよう、頑張ります」と多田、意気込みました。最後は「いろんなことが世界で起きていますが、こうして映画を観ることができる幸せをかみしめつつ…、この『BIKE MAN』のように夢を叶えるよう、頑張りましょう!」と桑原。多田は観客に向け「こんなにたくさん集まってくれて、ナイスゥ!」と持ちギャグで締めました。

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