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モトーラ世理奈、撮影中に爆睡!? 意外なエピソードも飛び出した『恋恋豆花』ワールドプレミア舞台挨拶

2019年10月18日(金) レポート

10月18日(金)、よしもと祇園花月にて、映画『恋恋豆花』のワールドプレミア上映が行われ、今関あきよし監督、主演の大島葉子さん、モトーラ世理奈さんが登壇しました。

父の三度目の結婚相手(大島さん)とひょんなことから台湾旅行に出かけることになった女の子(モトーラさん)の心の変化と成長を瑞々しく描いた本作。スクリーンに映し出される台湾グルメの数々も大きな魅力で、心がほっこりあたたまるストーリーとあいまって観客を大いに魅了しました。

最初に京都の印象をきかれた大島さんは、大阪出身で大学時代を京都で過ごしたことを明かし、MCの浅越ゴエを喜ばせます。モトーラさんは中学の修学旅行で訪れて以来、何度か足を運んでいるそうで、「高校2年生の時、友だちとふたりで旅行しました。深夜バスに乗って朝4時ごろ京都に着き、『清水寺で朝日を見よう』と出かけたんですが、朝日が昇るのは反対側でした(笑)」とうっかりエピソードを教えてくれました。

モトーラさん起用の理由について、今関監督は「オーディションには有名な方もいっぱい来てくれたんですが、モトーラちゃんはインパクトが強くて異質だった」とひとこと。既に出演が決まっていた大島さんもオーディションに同席したそうですが、「母親を責める場面の芝居をしたら、唯一(モトーラさんの時だけ)、葉子が泣いちゃったんですよね」(今関監督)。大島さんは「彼女は泣かなかったんだけど、グッと迫って心が動いた」と、その鮮烈な存在感を絶賛。これを聞いて「すごくうれしかった」と笑顔を見せたモトーラさんも、「最初はすごく緊張していたんですが、オーディション会場で台本をもらった時、この映画の中に私がいる姿が想像できた」と振り返りました。

ふたりの自然な演技に「もしかしてここは素の反応なのかな、と思うシーンがたくさんあった」と浅越。大島さんによるとすべて台本に書かれたセリフだそうですが、「ロードムービー的に、その時あった出来事をひろっていくというのを監督が熱心にやっていた」とのことで、台湾の皆さんを巻き込んでのライブ感溢れる撮影だったようです。

食べるシーンがかなり多いものの、「台湾のごはんってやさしいものが多いので、太らないんです」とモトーラさん。中でも一番気に入ったのが、「(タイトルになっている)豆花もとってもおいしかったんですけど……イカの団子のスープです」。監督と大島さんからは、胡椒餅や葱餅の名前も挙がります。一方、作中で「シップのような味」と形容される台湾の国民的ドリンク「黒松沙士」には苦戦したそうで、「これ、おいしそうに飲むのか〜と思って……(笑)」と苦笑いする大島さんでした。

観客からは「台湾での撮影で、何か困ったことは?」と質問も。今関監督は「意外と何とかなった気がする。お店でゲリラ的に撮影することもあったが、お客さんから文句が出ることもなかったですし」と、台湾の皆さんのサポートに感謝。合わせて、「モトちゃんはすぐ寝るから。九份の福山宮(寺院)で寝ているシーンも本当に爆睡してた(笑)」と、モトーラさんの意外な素顔も披露してくれました。

最後は「ぜひSNSで宣伝していただければうれしいです」(大島さん)、「今日この映画を見て、たぶんちょっとほっこりあったかいものが皆さんの心にあるんじゃないかなと思います。それを大事に持って帰ってほしい」(モトーラさん)、「来年の2月に公開し、いろんな形で広がっていく予定なので、注目しててください」(今関監督)とそれぞれメッセージ。客席からのひときわ大きな拍手に包まれ、和やかな雰囲気の中、舞台挨拶は幕となりました。

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