深作欣二特集 vol.2
火宅の人
©東映
作品解説
桂一雄には、先妻の子をはじめ、日本脳炎で言葉と手足が麻痺したままの次郎を含め5人の子供と妻ヨリ子との家庭があった。
妻は次郎のことで、怪しい宗教にすがるようになっていた。
昭和31年夏、一雄はとうとう新劇女優・恵子との同棲に踏み切る。恵子は8年前に一雄を訪ねてきて以来、女給をしながら舞台に立つかたわら、一雄の原稿の清書を手伝っていた。
転々流浪、一雄は若々しい恵子との情事のとりこになっていた。その挙句、恵子は妊娠し堕胎。二人の生活にはどこか負い目がつきまとっていた。
恵子との大喧嘩の後、一雄はアテのない旅に出る。
そこで、自分に似た悲しいまでに孤独な魂をもった不思議な島の女・葉子と知り合い、束の間のやすらぎを得るのだった。
しかし、久々に東京に戻った一雄を待っていたのは、次郎の死と恵子との別れであった・・・。
キャスト
緒形拳
いしだあゆみ
原田美枝子
真田広之
監督・作品データ
監督 | 深作欣二 |
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国 | 日本 |
制作年 | 1986 |
コピーライト | ©東映 |