サイレント/クラシック映画
黒白双紙
提供:マツダ映画社
作品解説
曽根純三(後に千晴と改名)が「寺子屋騒動記」に次いで監督した作品。
曽根は警官(映画館の臨官席を担当)から監督に転身したという経歴の持ち主であり、遊び好きでズボラ、実に破天荒な人柄だったという。
主演は唄う青春スターとして人気を博した杉狂児。杉京二の芸名で出演したデビュー作「血は踊る」(歌川るり子主演)から三年目の作品であり、当時はロイド的な感覚の新しいタイプの喜劇俳優として注目されていた。この年に杉狂児と結婚した金谷たね子が相手役。戦後に東映のプロデューサーとして片岡千恵蔵主演作品等を手掛けたことで知られる玉木潤一郎がチョビ助役で出演している。
マキノ正博監督の「浪人街」や「首の座」、トーキー以降では溝口健二と組んで「浪華悲歌」「祇園の姉妹」を撮った三木稔が撮影。
キャスト
清川清
杉狂児
松尾文人
都賀静子
藤井民治
金谷おたね
上田五万楽
鈴木澄子
監督・作品データ
監督 | 曽根純三 |
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国 | 日本 |
制作年 | 1926 |
コピーライト | 提供:マツダ映画社 |