サイレント/クラシック映画
国定忠次
提供:マツダ映画社
作品解説
澤田正二郎は大正六年に新国劇を結成。座付作家に行友李風を迎え、自身のキャラクターに合わせて書き下ろされた「国定忠次」を初演したのは大正八年である。
以来、「月形半平太」と並ぶ新国劇の十八番となり、有名舞台人の主演による映画製作が年来の夢だったという牧野省三によって映画化され、大ヒットとなった。
「決して映画俳優の演技でない彼の演技が見る者に何の不自然さも感じさせず思はず拍手を惜しませぬ、彼の力強い演技には全く敬服した」と当時の批評で澤田正二郎は絶賛されている。
本来は全九巻四場からなる作品であるが、保存されているのは「赤城山」「山形屋」の場の一部。
キャスト
澤田正二郎
原清二
上田吉二郎
野村清一郎
鬼頭善一郎
澤みや子
中井哲
中村若之助
監督・作品データ
監督 | 牧野省三 |
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国 | 日本 |
制作年 | 1924 |
コピーライト | 提供:マツダ映画社 |